物流施設に特化するラサール投資顧問

ラサール投資顧問はアメリカに本拠を置く世界最大級の不動産会社を母胎とし、1970年代に発足した不動産投資顧問会社です。現在では世界18か国に進出しており、その日本法人が設立されたのは2001年のことです。グローバルな情報網と組織力を活かし、効率の高い不動産投資を実現しています。政府や公的年金などの機関投資家、および富裕層を主な顧客とし、2013年3月末現在、全世界で463億ドルの運用残高を誇ります。
ラサール投資顧問の大きな特徴は、商業施設やオフィスのほかに、物流不動産への投資を大きな柱としていることです。すでに竣工したマルチテナント型物流施設「ロジポート相模原」や「ロジポート橋本」に続き、2015年2月には「ロジポート川越西」に着工しています。同社が進出する以前には、日本ではマンションやオフィスビルに投資することはあっても、物流施設に投資するという考えはほとんどありませんでした。ですからラサール投資顧問の試みは非常にユニークであったと言えます。
国内の総物流量は減少傾向にあると言われていますが、一方でネット通販の市場規模は拡大を続けており、都市近郊にある大規模な物流倉庫への需要は今後とも増加していくと考えられます。日本では小規模な倉庫群がまだまだ多くの部分を占めており、非効率な物流がコストを押し上げている面を否定できません。また物流不動産への投資は景気や個人消費の動向に影響されにくく、安定した収益を上げやすいというメリットがあります。以上のような観点から、ラサール投資顧問の戦略は時宜を得たものであり、物流不動産投資信託は、これからのREIT市場をリードしていくことが期待されています。